vol.5
「ビジネス近況」
季節は長月に入り少しだけ秋めいた日和になってまいりました。 月日が経つものは本当に早いものです。また先日9月8日早朝の2020年東京オリンピック開催決定もあり、益々皆様に置かれましても7年後を見据え、ご多忙の日々を送られるのではないでしょうか？
弊社も2013年7月2日の開業1周年から既に2ヶ月が立ちました。この間も本当に多くの皆さまのご支援、ご協力をいただきましたことを改めて心より御礼申し上げます。
それでは弊社のビジネスの近況をお話しさせていただきます。 現在、会社は2つのプロジェクトを推進しております。
ひとつは、オラクル社 JDE E1(ERP)のバージョンアッププロジェクトであります。
そのお客様の既存システムはバージョン8.11をご利用しており、これをバージョン9.1に上げる作業です。 ただし、その作業は単純にERPのバージョンアップだけではなく、プラットホームをIBM Systems i [現:IBM Power i]からPaaS(Windows)に、DBをDB2/400からOracle DBに変更が伴い、RPGで記述されたアドオン部分を全てTools(ORACLE社のJDE専用開発ツール)で書き換る作業を伴っております。また、お客様の他システムとのデータ連携、BI連動等、付帯機能も多く、これを全て解決しなければなりません。
プロジェクトは2013年5月15日から開始されておりますが、今現在はオンスケで進行しております。このプロジェクトには弊社の2名のJDE(ERP)コンサルタントが専任し、5名のパートナーのエンジニアを組織し運営しております。また、その5名中3名は弊社での約2ヶ月間の教育を経て戦力化した皆さんです。本番稼働は2014年4月予定で、是が非でも品質と納期を守りたいと決意しており、全社一丸となって奮闘して参ります。
もうひとつは、物流業務とカーナビゲーションの連動システムです。 基幹業務から提供される出荷指示に基づき、配車マンがトランクの荷積と荷下ろしを考慮した上で配送計画を組み、その配送指示データをクラウドのカーナビゲーションシステムに転送することで、配車マン(オフィス)は、トラックの配送状況をほぼリアルタイムで把握でき、また作業状況等のステータス管理、到着予定時刻、メッセージ等の双方向交信も可能になります。また運転手がスマートフォンのカーナビゲーションを起動すれば、配送予定先・ルートも自動的に表示され、ナビゲーションもしてくれると言うものです。当然、作業の報告機能もあり、日報等も自動化され運転手の負担軽減になります。
これらのプロジェクトを推進した結果として、他社様とのパートナー契約を行ってまいりました。8月にマジックソフトウェア・ジャパン株式会社様、株式会社ナビタイムジャパン様と、それぞれパートナー契約を締結しました。これらは両社の技術を活用しお客様の業務イノベーションに貢献できると判断したためです。今後も新たな良きパートナー様との出会いと協働関係が築ければ、積極的にパートナー関係を拡げていきたいと考えております。
次に会社内の基盤固めに関してお伝えしようと思います。
はじめに、9月からP-Mark取得の為、プロジェクトを発足しました。既にコンサルタントは決定しており、今後具体的なドキュメント制作、インフラ整備を行ってまいります。
また、7月から新たに顧問契約を致しました。新顧問は日本アイ・ビー・エム株式会社様のご出身で、長く名古屋でSMBマーケットで営業責任者を歴任された方です。また同社退職後、コールセンター代行業大手様で常務をお務めになり、主にコンプライアンスを推進されてきたと伺っております。私としてはこの会社が少しでも社会的にご評価いただくために、健全な基盤整備と様々の市場への対応が実現できるように助言してもらえればと考えています。
社内的には10月から新たに社員が加わる予定です。その結果、私を含め社員6名、顧問2名、在宅アルバイト1名の9名体制になります。社員10名も目前になった為、就業規則等の社内ルールの決定と文書化の準備を進める必要が出てきました。これらも6月から準備を開始し、社会保険労務士に原稿の制作を依頼しております。これらは年内には完成させる予定にしております。
以上が弊社、トライビュー・イノベーション株式会社のビジネス近況です。まだまだやるべきことは山積みにありますが、一歩一歩自歩を固めながらより一層お客様に貢献できる会社に成長したいと思っております。 引き続き、多くの皆様からのご高配を賜ればこの上ない幸せです。今後とも宜しくお願い申し上げます。
以上
2013年(平成25年)9月11日
トライビュー・イノベーション株式会社
代表取締役社長 村松 光德
