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社長コラム
Column

vol.52

「謹賀新年 また新たな年を迎えられることに感謝」

新年あけましておめでとうございます。

また新たな年を迎えることが出来ました。健康で迎えたことに感謝、感謝です。

新年最初の写真は、私の故郷静岡県焼津市から望む富士山の写真です。私の大好きな景色の一つです。正面に見えるのが静岡市街で、その背後に端麗な姿の富士山がそびえています。その両脇の左側は大崩海岸、右側の大きな丘は日本平です。

この日本平には徳川家康公の廟堂である「久能山東照宮」があり、この日本平の奥に写る稜線が箱根の山並みです。これらの景色をより一層引き立てているものは眼前にある焼津新港(駿河湾)に浮かぶ大型の漁船たち。まさにこの写真こそが私の何にも代え難い大切な情景だと思っています。

焼津新港から見た富士山 
2024年12月7日(土) 焼津新港から見た富士山 @焼津新港 撮影:村松光德

今年のお正月は家内の家族とともに三重県鈴鹿市で迎えました。

12月31日から1月2日の二泊三日の旅程です。久しぶりに自動車で長距離を移動しましたが、鈴鹿からの帰りの交通渋滞には参りました。というのも所要時間はなんと10時間もかかってしまいました。鈴鹿を出発して約1時間、第一の渋滞です。東名の音羽蒲郡IC付近で事故があり、その手前にある新東名と交差する豊田JCTですでに渋滞が始まっていました。

そして、第二の渋滞は新東名から東名に再び合流する御殿場JCTです。この渋滞は凄まじく御殿場から横浜町田ICまで続きました。このような長い渋滞で一番困るのが急なトイレです。車中で騒ぎになる前に用を済ますことを心掛けたため結局は岡崎-長篠設楽原-静岡-足柄-中井の5か所のサービスエリアに立ち寄りました。こんな経験は初めてでした。

今回の社長コラムは1月12日(日)と13日(月)成人の日に書きました。

すでに7日に「松の内」も明け、お正月も11日の鏡開きで終わりということでしょうか。

今年の令和七年の十干十二支は「乙巳(きのとみ)」です。とあるホームページの記述には、『多くの人にとって成長と結実の時期となる可能性が高いです。「乙」は未だ発展途上の状態を表し、「巳」は植物が最大限まで成長した状態を意味します。この組み合わせは、これまでの努力や準備が実を結び始める時期を示唆しています。』とあります。
(出典:QUOカードホームページより)

昨年10月、前作の社長コラムのテーマは、「人間万事塞翁が馬」でした。そのテーマを選んだ通り、当時の自分は健康的にも精神的にも大変厳しい環境下におかれえていたことを覚えています。そういう意味では「乙巳(きのとみ)」が語っている運気のように元気で溌溂とした一年になることを心から願っていますし、また新たな努力をし、個人も会社も成長し社会貢献できる状況を作り上げたいと思っております。

焼津新港から見た富士山 
2024年12月30日(月)川崎桝形山からMETRO TOKYOを観た @生田緑地公園 桝形山展望台 撮影:村松光德

それでは次に仕事(会社)のお話をしたいと思います。

令和七年、2025年は当社にとってはじめての3月決算を迎えます。と言うのも、昨年決算月を変更しました。その為に変則ではありますが2024年1月から3月の三か月間で第13期決算を行い、現在の第14期を迎えています。そして、3月に第14期が終えるといよいよ当社の第5次中期経営計画(第15期から第17期)が開始されます。これは2028年3月まで行う三か年の事業活動になります。

言い換えれば、3年後に当社トライビュー・イノベーション株式会社はどのような会社になっているか、いや、どのような会社にするか、が問われる三年間が始まるということです。

私は予てより、当社は「ICTトータルサービスカンパニー」になる と申し上げてきました。

その主軸は両翼をなしており、まず片側の翼は中堅企業向けICTトータルサービスを担うTRUST事業で、サポート対象とするICT技術・手法を更に獲得することにより成長・発展させることだと思っています。

そして、もう一方の翼は金融機関向けシステム運用支援サービスであるENTERPRISE事業です。この事業は担当するエンジニアがお客様企業からのご要望に確実にお応えし、信頼を獲得することにより安定した事業運営をすることだと考えています。

そして、今後はこの2つの事業は今まで以上に自律性を獲得し、お客様へのサービスをより迅速に、的確に実行できるようにすることだと思っています。そのために今後はそれを実現するための環境を整えていきたいと考えています。

次に、大切なことはその両翼(両事業)に対して、安心、安全で信用がおけるエンジニアをいかに提供するかということです。今現在で、正社員のエンジニアは両事業で80名ほどになっていますが、それ以外にパートナー様や個人事業主様のご協力をいただき、全体で150名ほどのエンジニア数となっておりますがまだその数は足りない状況です。

この状態で、しかも市場でのエンジニア不足が一般化する中で、この課題を解決するには様々な手段を講じることができる体制を持つ以外にないと考え、それらを実行する用意があります。そして、この両翼とエンジニア供給の体制が三つ巴で機能することが「ICTトータルサービスカンパニー」なるための第一幕です。

この第一幕をいかに機動的に循環させるかが当社の重要な取り組みですが、私たちにできることは他にもたくさんあると考えています。それは、前回のコラムでも書きましたが「デジタルマーケティング」と「ITリノベーション」を中堅企業に普及させる活動です。これらに、生成AIを加えたソリューションを展開することが当社トライビュー・イノベーション株式会社の近未来であると考えています。

そのカテゴリーを成功に導くのは現在当社に在籍している中堅、若手のエンジニアたちだと信じて止みません。ですから、私はこの会社のトップとして中堅、若手が新たなことにチャレンジすることを全力で応援したいと思っていますし、実行していきます。

お正月早々からどうも熱が入ってしまいました。
そろそろこのコラムを締めたいと思います。

私のシステムサービス会社を経営するうえでの哲学は、「ICTに温故知新を」です。私たちはこれからもこの哲学を大切にしてまいります。今後ともお客様、パートナーの皆様から変わらぬご愛顧をいただけますことを心よりお願い申し上げます。

弊社の信条である「自己、会社、そして社会に貢献する」を企業価値の中心におき、これからも社員とその家族、そしてご支援をいただくすべての皆さんが健康で躍動されることをいつも夢見ております。そして、皆様の更なるご健勝とご発展を心よりお祈りいたします。

本年もどうぞよろしくお願い申しあげます。
ご拝読ありがとうございました。

以上

2025年(令和七年)1月13日
トライビュー・イノベーション株式会社
代表取締役社長 村松 光德