vol.45
「令和五年神無月 未来に向かって」
前回7月の社長コラムでは新オフィスの開設や、複線型人事制度を採用したことなどを書かせていただきました。
新オフィスでの執務も3カ月が過ぎ、働く皆さんも環境に慣れてきたようです。その節は多くの皆様からお祝いのお品、特に胡蝶蘭をはじめとした50鉢に迫るお花をいただきました。私の人生でもこんなに多くのお祝いをいただいたのは初めてですし、改めまして皆様のご厚情あっての私たちなのだと心から感謝すると同時に、今後の責任の重さを痛感いたしました。改めてまして、ありがとうございました。
今日は令和五年(2023年)10月1日(日)です。まずは未来のお話をする前に7月から9月の3か月間を振り返りたいと思います。
まずは先にも書きましたが7月のオフィス移転です。このオフィス移転に関する出来事がいくつかありました。一つは東京商工リサーチ様の「TSR情報2023夏季特集号」という季刊雑誌の掲載です。取材を受けオフィス移転の想いを語ったインタビュー記事が掲載されました。(記事はこちら)
そしてもう一つは、HOWHEREという働き方から自分に合った仕事を見つけるメディアで弊社が紹介されました。(紹介記事はこちら)
お時間がある時で結構ですので一度内容をご高覧いただければと思っております。
次に、複線型人事制度に関する追加の取り組みである「目標管理制度」についてです。
7月に発表した制度はあくまでもその制度という枠組み(等級管理制度と給与等)だけで実際に血が通った制度にするためにはもう一つのハードルを越えなければなりませんでした。枠組みは私が構想から約3年で書き上げましたが、目標管理制度は私の能力では限界を超えておりました、そこで今回はMUFGのグループ企業であるMURC社にコンサルテーションをお願いし進めることにしました。現在もこの作業は継続され10月の完了を目指しているところです。
次は弊社の採用活動に関してご説明いたします。8月からリクルートエージェント社と契約を交わし採用活動を行ってまいりました。目標はシステムエンジニア候補4名の採用でした。同社の担当営業にも恵まれ、同社の採用閲覧数872件、書類選考対象者32名をご紹介いただき、その結果9月末の段階で目標を超える5名の内定が実現できました。
そして、最後にもう一つお知らせしたい社内活動があります。それはメンタルヘルス研修とハラスメント研修を全社員対象に行ったことです。開催場所は新オフィスの「デッキラウンジ」と呼ばれるエリアに社員に集まってもらい、産業医と専門の講師をお招きし各研修を行いました。また仕事の都合でどうしても参加できない社員には別で制作した動画を配信し学んでもらえるようにいたしました。これにより少しでも「健康経営」に近づくことが出来ればと期待しています。
デッキラウンジ
それでは、次に今後のことに関してお話をしたいと思います。
当社は12月決算ですので10月は第4四半期の開始月となります。いよいよ今年も12月決算が近づいてまいりました。と同時に来年度(2024年)の計画をする時期になりました。
先日、9月21日(金)22日(土)に経営幹部を集め、経営戦略会議の合宿を行いました。場所は一昨年にもお世話になった江東区潮見にある「ホテル櫂会」を利用しました。
議題は、今年度(2023年)第12期をどのように締めるか、そして、第13期をどのように事業展開するか、最後に2025年から始める第5次中期経営計画をどのように経営目標を立て推進するかという方向性を議論いたしました。残念ながら第5次中期経営計画については現段階で詳細をお伝えすることはできませんが、来年2024年中ごろには詳細を発表したいと思っております。
2023年9月23日(土)秋分の日に撮影 @ホテル櫂合
それでは最後に、今年2023年度(令和五年)第12期の第3四半期(1-9月)を振り返りたいと思います。
先ずは業績です。売上高は、第3四半期(1-9月)の速報値で10億10百万円に達する予測です。前期比113%、対計画比79%(計画:12億75百万円)で概ね順調に推移しております。
第3四半期終了時点での10億円の突破は創業以来、初です。また、9月単月の売上高も初めて1億30百万円を越え、これも初めての数字です。自社ながら素晴らしいことだと思っています。
また、従業員数は2023年9月末現在で86名です。前述のリクルートエージェント社との採用活動で、年内に5名の増員が決定しておりますので、年内にははじめて90名を越える予定です。
今回で決まった5名の採用者のうち3名が女性です。今後は女性が長く働ける環境をいかに作るかが経営の重要な課題だと思っています。社会的には国が産休・育休を積極的に推進しておりますが、例えば、1年半産休・育休した方にいかにして復帰する時点の組織で戦力となってもらえるか?どのように身分の保全を図るかが課題だと思っています。
ここまでは会社業績の良好なこと、従業員が増えていること、良いことばかり述べてきました。
しかし、残念ながら人の共同作業で成り立っている組織ですから悪いことだって起こることがあります。
先日、当社の大事なお客様の業務システムを私共が納品したプログラムのバグで停止した事故が発生しました。このような事故はシステム会社として「絶対に起こしてはならない事故」です。原因を徹底的に洗い出し、再発防止に努めます。品質管理基準の見直し、体制の再考、従業員教育の実施などやれることはたくさんあります。今後も経営としてこれらの点に関して主体的に対応したいと思っています。
毎回ではありますが、今回のコラムもたいへん長くなってしまいました。お読みいただきまして、心より感謝申し上げます。
会社がますます社会的な責任が増していることは強く感じています。今後も今まで以上にお客様からの信用を得るために、奢ることなく、益々謙虚にならなければならないと思っております。
弊社は信条である「自己、会社、そして社会に貢献する」を企業価値の中心におき、これからも社員とその家族、そしてご支援をいただくすべての皆さんが健康で躍動され、お客様に最高のサービスをご提供できるように努力と改善を継続してまいります。そして、私たちは「ICTに温故知新を」を事業のテーマとし、「ICTトータルサービスカンパニー」の実現に向け邁進してまいります。
これからも多くの皆様からご高配を賜りますことをお願い申し上げます。
そして皆様の更なるご健勝とご発展を心よりお祈りいたします。
ありがとうございました。
以上
2023年(令和五年)10月1日
トライビュー・イノベーション株式会社
代表取締役社長 村松 光德