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社長コラム
Column

vol.32

「令和二年神無月の候」 ~世の中は"Go to キャンペーン"真っ盛りです。~

新型コロナウイルス感染症(以下、新型コロナ)による「緊急事態宣言(2020年4月7日)」を発せられた安倍首相の病により長期政権が終わりを告げました。そして現在はその参謀で在られた菅内閣が発足しました(2020年9月16日)。弊社の第三四半期(7-9月期)に世の中で大きな変化が起こりました。NHK NEWS WEBによれば新型コロナの世界の感染者累計(10月13日午後3時現在)は3780万人、死者は108万人に上っているとのことです。そして日本の感染者累計(10月13日午後10時現在)は9万981人、死者は1651人となっています。世界と比較すると感染者は0.24%、死者は0.15%と低率であることが分かります。私は専門家ではありませんのでこれ以上の分析評価は差し出がましいと思いますのでやめておきますが、なぜ日本で感染爆発が起こらなかったのか?その理由を知りたいと思うのは私だけではないと思っております。

とは言え、この新型コロナでお亡くなりになられた方は日本国内で1600人を超えております。 改めまして哀悼の意を表するとともに、御遺族の方には心よりお悔やみ申し上げます。また、感染した皆様におかれましては、大変苦しい日常をお送りになっていることを思うと心が痛くなります。どうか一日でも早く快癒されますことを心より祈念申し上げます。そして、一日でも早く新型コロナに怯えることの無い日常が戻ってくることを願っております。

それではコラム本編に入りたいと思います。

弊社は2020年7月2日に創業八周年を迎え、第三四半期は始まりました。当時は新型コロナの感染者数は第一次感染時期の終息と重なり、全国の感染者数が100人を超える程度まで減少しましたが、その後再び増大が始まり約1か月後の8月7日には1605人のピークを迎えました。その後は報道の通りで、まだまだ感染者の発生は終局を迎える様子がありません。これらが同時に起こっている第三四半期でした。

業績は9月終了時、売上482百万円、対前年同期比115%でありました。また今期目標の650百万円に対して74%の達成率に至ることが出来ました。

この業績は2019年1月からスタートしたエンタープライズ事業がお客様の下で行われる複数のプロジェクト(13業務領域)でそれぞれ堅調に推進されており、それらを34人のメンバーで支える体制ができたことにあります。

そしてもう一方のトラスト事業は前回もご説明した、ある製造業のお客様のシステム改善プロジェクトが堅実に進捗していることが業績に貢献しております。お客様がご利用されているERPの利用改善が主目的でプロジェクトを推進してまいりましたが、現在ではそれ以外のシステム領域まで改善の対象が拡大してまいりました。例えば、在庫管理におけるシミュレーションシステムなどで、これらはERPの外にあるシステムです。

そしてその他の多くのお客様からシステム改善やアドオンプロジェクトに関する多数のお引き合いをいただき推進できたことが結果となって表れたのだと考えております。お客様より発せられたお考え、思いが起点となり成されたことと思っており、弊社はこれからもお客様の大切な声を大切にしていきたいと心から思っております。ありがとうございました。

またこの第三四半期は業績のほかにもいろいろなことを行ってまいりました。以下はダイジェストで第三四半期の出来事の一部をお伝えいたします。

1.今年も創業記念日に「重盛永信堂のぜいたく煎餅 TRIVIEW Innovationバージョン」を作り、皆様にお配りいたしました。煎餅そのものが本当に美味しいと今年も大好評でした。重盛さん、今年もありがとうございました。日本橋人形町は最高です。

2.ORACLE社のパートナー制度の変更に伴い新しい制度に更新しました。更新後、正式にHWとLicenseの販売の許可をいただきました。これでJD Edwards EnterpriseOne/ERPのライセンスも販売できるようになりました。

3.東京都しごと財団の助成金で社内ネットワーク環境をアップグレードしました。UTMを新規導入しネットワークセキュリティの強化を図りました。これでISMS/PMSの要請に、より一層近づくことが出来ました。

4.弊社の若手マネージャーには「上級マネジメント研修」、中堅社員には「リーダーシップ研修」を開始し、現在も継続中です。この二つの研修は弊社顧問のひとりであるU氏(元IBM)へ特別に要請し、テキストはオリジナルで関連理論とU氏の実業経験から導き出されたものです。研修を受けた社員からも大変好評を得ています。

5.はじめて就職サイトを利用し採用活動を行いました。女性専用サイトで経理事務と企画担当者を募集しました。今日までに130人を超える応募をいただきました。改めてネットの力を感じた次第です。また今後も女性の戦力化に力を入れていきたいと思います。

6.はじめて社用車を契約しました。車種は「トヨタ カローラツーリング ハイブリッド(黒)」です。 東京周辺地域での営業対応力の向上に期待しています。※10月末納車です。楽しみです。

7.オフィス用のイス10脚を入れ替えました。今回は初めて国産大手のオフィスチェアを採用しました。いままで使っていた海外製に比べると6倍の値段ですが、座り心地が格段に違うと社員から大好評です。これも弊社の働き方改革です。

8.最後に、私の会社員時代の同僚で創業間もない時期から、弊社のパートとして在宅で仕事の支援をしていただいてきた女性(現在二児の母)が、本職のシステムエンジニアに復帰することになりました。本当に素晴らしいことで、とてもうれしく喜んでおります。

それでは次に10月に始まった第四四半期についてお話をいたしましょう。

まずは業績についてです。先にもありましたように売上目標は650百万円です。まずはこの目標の達成を最優先に進めたいと思っています。現状では達成する予測を立て活動を進めています。

次に2021年度(第10期)の経営計画(予算)と体制強化策の立案です。特に体制強化は3つのテーマで推進したいと計画しています。第一は本社機構の改革、第二はテレワーク本採用に向けた働く環境の改革、第三は情報システムの強化です。これらを年内までに行動計画まで落とし込みたいと考えております。

その中で本社機構の改革に関しては、新たに事業家で元柏市商工会議所青年部会長のS氏を顧問に招へいし活動を開始しました。そして今後、現在新規採用活動中の経理、企画担当者の二名を加え新たな体制を構築し、改革を推進してまいります。

最後に、前回のコラムで書きましたが2020年度のモットーである「TDC」についてです。「TDC」とは" Think(考えろ)" "Doubt common sense(常識を疑え)" "Change the trend(トレンドを変えろ)"」を表します。

システムの世界ではSoRとSoE、同じICTカテゴリの中であって全く異なる考え方です。この二つを同時にキャッチアップし推進することの難しさを強く感じ、このモットーを始めました。

そして弊社はこれからも「自己、会社、そして社会に貢献する。」を企業価値の中心におきお客様、パートナーの皆様とともに歩んで行きたいと心より願っております。

皆様が新型コロナの災禍に見舞われないこと、この逆境下でも更なる発展を遂げられますことを心よりお祈り申し上げます。

ご拝読を頂きましてありがとうございました。

2020年(令和2年)10月15日
トライビュー・イノベーション株式会社
代表取締役社長 村松 光德