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社長コラム
Column

vol.25

「平成最後の卯月の候 第一四半期を終えて」

東京は、3月21日(木)に桜の開花宣言が行われ、それ以降の低気温も重なり桜花を少しだけ長い間楽しめているように思えます。 皆様におかれましてはもう花見はお済ですか。日本橋人形町からほど近くに浜町公園(明治座の近く)があります。 桜木の数は決して多くは無いのですが満開の桜を楽しむことができます。弊社も3月29日(金)にそこで夜桜見物に行きました。 当日は気温が低く、参加者に使い捨てカイロを配り酒宴を致しましたが大変な盛り上がりで強者はその後三次会まで夜を楽しんだようです。 このような美しい景色の中で集う者とともに時を過ごせることはとても素晴らしいことと心から思えた次第です。これからもこれらが続けられることを願うばかりです。

それではまず初めに「私にとっての初めての経験」についてのお話をいたします。それは公的団体の研究会で講師デビューをしたことです。 去る3月27日(水)に公益財団法人静岡県産業振興財団主催による「静岡県IoT活用研究会」年次総会で約1時間講師を務めました。参加者は静岡県内の事業者の皆様は40名ほどでした。 近年のICTにまつわる状況を経産省の資料を中心にご説明し、弊社が取り組む最適な情報システム構築手法についてお話を致しました。 聴衆者からは「業務・システムの可視化、そこからの再構築の必要性を実感しました。」とのご意見もいただき成果を感じた次第です。

それでは次に新元号のお話を少しだけ…。
平成31年4月1日(月)午前11時40分ごろ新元号「令和」が発表されました。今日は4月10日(水)。平成も残すところ20日余りとなり、まさに秒読みに入りました。 私は1985年(昭和60年)に社会人になりましたので、私のビジネス生活はまさに平成と共にあったと言えます。もうすでに34年もの歳月が経過しています。当時は円高不況、その後のバブル、バブル崩壊、そして失われた20年に続くと同時にICTがインターネットと結びつき社会構造すら大きく変え、新たな発展を遂げた時代でもありました。 まさに生産性向上ツールとしてのITから知識・情報交換に至り巨大な社会基盤化したICTへと変化を遂げた時代と言えます。そして2015年に米国IDCが発表したDC(デジタルトランスフォーメーション)が社会を席捲する時代はまさに"令和"と共に進むことは想像に難くはないことではないでしょうか。

次は事業のお話をさせていただきます。
"光陰矢の如し"ついこの間2018年度決算が終わり…。と昨年度のお話をさせていただいたばかりと思っていましたがもう既に2019年度の第一四半期が終わってしまいました。

それではまずは業績についてご説明させていただきます。
第一四半期の売上は123百万円となりました。 前年同期比(2018年1-3月:79.4百万円)149%ととなり、今年度の売上目標は500百万円(年初:450百万円としていた)を目指しておりますので及第点と言っていい結果となったと思っております。また就業者数は32人となり、前年同月比(2018年1月:26人)123%となっております。
この成長は、年初のコラムでは発表を控えておりましたが1月から"新たな事業"に取り組んでいたことにあります。 その事業はまだ端緒に就いたばかりで詳細のご説明はできませんが、「ある特定の業界に特化した"システム運用支援"」の事業であります。今年1月に1人からスタートした事業も3月末時点で10人に成長いたしました。 弊社ではこの事業を「エンタープライズ事業」と名付け推進し、年度の業績は70百万を見込んでおります。これにより従来からのSMBマーケットを中心にソリューションと人材を提供する"TRUST(トラスト)"と"ENTERPRISE(エンタープライズ)"の大きな2つの事業区分が成立し、組織的な活動ができる環境が整いつつあります。

次は会社機能の発展に向けた活動についてです。
第一四半期の最終営業日である3月29日(金)に昨年から取得準備を進めてきたISO/IEC27001(ISMS)の登録が完了したとの連絡を頂きました。 2014年3月にプライバシーマーク(Pマーク)を取得してから5年間が経過しておりましたが、今回の取得で情報セキュリティ対策においても会社としてまたひとつ前進ができたと思っており、今後もコンプライアンス、情報セキュリティ順守に努めてまいりたいと強く思っております。

次は第二四半期のビジネスについてご説明いたします。
2019年度に入ってから大きく心に引っかかっている懸案がありました。それは昨年から継続していた「TRUSTセミナー(月例)」が中断していることです。 そこで5月に再開することを決めました。テーマは経産省が発表した「基幹系システムの崖(2025年)」に記載された"対策"関連にする予定です。例えば、ユーザ:「見える化」指標による診断、システム刷新計画の策定などをテーマにしようと計画しています。 現在準備を進めておりますので4月中には皆様に発表をさせていただく予定にしております。

最後に、2019年度、新たな信条である「自己、会社、そして社会に貢献する。」を企業価値の中心にお客様、パートナーの皆様とともに歩んで行きたいと心より願っております。 またTRUSTで掲げるサービス・サイクルをスパイラルに回し、サービスブランドとして自律運動が活発になるように努めてまいります。

今後も引き続き皆様からのご高配を賜りますことをせつにお願い申し上げます。
そして最後に、皆様の更なるご健康とご発展を心よりお祈り申し上げます。
ご拝読を頂きましてありがとうございました。

以上

2019年(平成31年)4月10日
トライビュー・イノベーション株式会社
代表取締役社長 村松 光德