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社長コラム
Column

vol.24

「平成最後の睦月の候」

新年あけましておめでとうございます。
昨年同様関東、東海地方の年末年始は初春に相応しく晴れ晴れとした好天が続きました。
皆様におかれましてはいかがお過ごしでしたでしょうか?

お陰様で弊社は年末年始に9連休をいただくことができました。私もせっかくの9連休ですので身近にチャレンジできることはないかと考えました。そこで昨年春から始めた週末ランニングの拡大版として9日間連続ランニング(約8km/回)にチャレンジすることにしました。年末の3日間は自宅から多摩川土手や川崎市生田緑地公園を走りました。元旦と2日は妻の実家のある三重県鈴鹿市内を走りました。千代崎海岸から白子港(大黒屋高太夫で有名な土地です。)は左手に伊勢湾、愛知県知多半島が見え最高の景色の中を走ることができました。そして1月5日は仕事始めの準備をするために出社し、執務の前にオフィスのある日本橋人形町から皇居を目指し、皇居を一周して戻ってきました。あとは1月6日に走ることができれば目的完遂としたいところでしたが、実は3日の鈴鹿から川崎まで移動で"東名高速大渋滞"に巻き込まれ8時間半も運転したために中休みをしてしまいました。たいへん残念に思っています。

しかし昨年から始めた週末ランニングですが、明らかに良い意味で体調が変化しました。1年前と比べたらウエストが明らかに細くなり、体が以前より動くようになったことです。今後もこれを続けられるように努力していきたいと思っています。やはり健康があっての日常だと思います。

それではそろそろコラム本題に入りたいと思います。

まずは例年どおり今年平成31年の十干十二支からお話を始めましょう。
今年の十干[甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸]は6番目の己(つちのと)です。己は 昨年の戊(つちのえ)は「土の兄」であり「それぞれが分かれて繁栄する」意味があることから、己は「土の弟」であり、「それら繁栄したものをまとめ上げる意味」があるそうです。そして十二支は「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」の最後の12番目の亥(い)です。亥には「植物の生命の力が種子の中に閉じ込められている状態」を言うそうです。そのような意味から今年の己亥(つちのとい)の年は「繁栄したものを維持し、次に来る萌芽と年の為に力を蓄える年(守成)」と言えるということです。今年平成31年(2019年)は最後の平成であります。このような特別な年が始まりました。4月に今上天皇がご退位され、5月から新天皇がご即位され、それと同時に新元号が始まります。秋には消費税増税が決定されており、また2020年の東京オリンピックの前年でもあり大変慌ただしい年になることは間違いないことでしょう。だから己亥は「繁栄したものを維持し、次に来る萌芽と年の為に力を蓄える年(守成)」というのでしょうか。まさに平成31年、西暦2019年は大きな変化の中でどのように次の時代に準備をするか、これが大事であると私自身強く思った次第です。

次に弊社の事業のお話をさせていただきます。

2018年度(第7期)が12月に決算を迎えました。現在はまだ速報値の段階ですが年初の売上目標である350百万円を上回り380百万円の実績となりそうです。前年度が271百万円ですので前年対比で40%増の増収を達成しました。

この成長の要因は3つあると考えています。まず第一は三十台の中堅社員が大変高いビジネススピリットと技術を保有し成長したことです。弊社フォーカスビジネスで掲げている「TRUST(トラスト)」の価値を高めているのも彼らです。(注:TRUSTの詳細は過去のコラムをご参照ください)第二は営業力の増強の成功です。お客様からご要望の多かったSESの営業を専任化することでシステムインテグレーション(SI)、ビジネスプロセス改善(BP)、システム保守(SS)などのサービス系ビジネスのそれぞれのプロセスが向上したことです。そして、第三は社内環境の整備の成功です。労務管理、販売管理、会計などをシステム化し管理の質の向上に努めた結果、事業の見える化が実現でき、経営のスピードと質が上がりました。

それでは次に2019年度(第八期)のお話をさせていただきます。

今年度は弊社にとって極めて重要な年と位置付けています。それは第三次中期経営計画のスタート年度と位置付けているからです。今後の三年間のトライビュー・イノベーションの歩みを開始する最初の年であります。トライビュー・イノベーションが2021年12月にどんな会社になっているのか、必ず来るその時までにこれから何を行うのか、全社員が認識を共有し取り組むことが大切だと強く考えております。

2019年のまず最初の仕事は「信条」の改定です。2018年度までの信条は「お客様の未来に真摯な心で貢献する。」でした。それを2019年から「自己、会社、そして社会に貢献する。」といたしました。その理由はICT事業を営む上で最も大事なものは「お客様」であることは間違いのないことですが、そのお客様にご満足、ご納得いただくサービスをご提供するエンジニア、そしてそれらを補完するスタッフが「自己納得」無しに「お客様にご満足していただくこと」はあり得ないと考えたためです。したがって今回の信条では「自己」をまず最初に掲げさせていただきました。自己、会社、そして社会(お客様)の三つの軸に「貢献」できることが私たちの存在意義なのではないかと考えた次第です。これはまさに弊社の社名「トライビュー」(=トライアングル+ビュー)の意味することになるのだと強く思ったからです。

次に経営目標のお話を少しだけさせていただきます。詳細に関しては今後ホームページ等でご紹介をさせていただきたいと考えております。

2019年度の売上目標は450百万円といたしました。主戦略としては前年度と同様、「TRUST」の成長を主眼に置いて活動をしていきます。「TRUST」は大きく「サービス系事業」と「SES事業」を両輪に進めてまいります。サービス系事業はJDEを中心にしたERP事業、IBM iとDXソリューションを中心としたビジネスソリューション事業を展開してまいります。そしてSES事業はサービス事業を補完すべく優良エンジニアの提供に努めてまいります。

前回も書きましたがTRUSTは当初の思い通り、徐々にではありますが、サイクルを形成し、スパイラル化が始まり、自律運動が開始されたようです。今年度はそれぞれのカテゴリを、より高品質にし、多様化することでお客様の選択肢が拡大しご評価いただけるように具体的な活動を展開したいと思っております。

最後に、2019年度、新たな信条である「自己、会社、そして社会に貢献する。」を企業価値の中心にお客様、パートナーの皆様とともに歩んで行きたいと心より願っております。

今後も引き続き皆様からのご高配を賜りますことを切にお願い申し上げます。そして最後に、皆様の更なるご健康とご発展を心よりお祈り申し上げます。ご拝読を頂きましてありがとうございました。

以上

2019年(平成31年)1月7日
トライビュー・イノベーション株式会社
代表取締役社長 村松 光德