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社長コラム
Column

vol.18

「2017年度(新年度)を迎えて」

新年あけましておめでとうございます。
今年のお正月は例年より暖かな日が続いておりましたが、皆様におかれましてはいかがお過ごしでしたでしょうか?

今年平成29年は十干十二支でいうと丁酉(ひのととり・ていゆう)で、一説によれば、丁は「火の弟」を表し正義感に燃えている意があるそうです。また酉は新興勢力の成熟の意があるようで、つまり勝手な解釈をすれば「正義感に燃え物事に取り組めば、小とはいえ成熟、成長できる。」との解釈もできます。
弊社トライビュー・イノベーションも今はまだ小とはいえ、これにあやかり未来に向け成長につながる一年にしたいと思っております。

2016年度(第5期)の決算予想は、売上:270百万円で、前年比81.8%と大変厳しいものとなりました。
この原因は様々な要因がありますが、
第一は長年たいへんお世話になっていたお客様との取引が4月に終了したこと
第二は営業増強を図ったものの思うように受注が伸びなかったこと
です。

事業の現況は、5月から8月までの4カ月間は取引終了の影響を受け売上の低迷に苦戦しましたが、多くのお客様、パートナーの皆様のご高配と、社員の一致団結した取組みにより、9月からは再び単月での黒字化が実現でき現在に至っております。
改めて事業は「人である。」と心より感謝しております。有難うございました。

一方、このような状況下でも2017年度に向けた「成長への準備」を積極的に進めてまいりました。
まずは今年度の重点方針を、以下の2点とします。
1)純粋ICT事業の頑強な基盤を造り上げる。
2)価値創造事業を立ち上げ、成長エンジンとする。

純粋ICT事業とは、トライビュー・イノベーションがフォーカスする技術、サービス、製品(SW)を厳選し、それらに対して投資、人材育成、環境を整備し、お客様に信頼されるシステムと保守・運用サービスをご提供するというものです。これを私たちは「TRUST」と名付け推進しております。

価値創造事業とは、焼津市との事業を通じて獲得したアイデア、ナレッジ、実績を通して新事業を展開しようとするものです。今後ICT以外の新たなビジネスの誕生を期待していますし、すでに一部でその萌芽が始まっています。

そこで、重点方針を実現するためにはより一層「機動力のある組織」にすることが必要であると考え、以下のように体制変更を行いました。
1)営業本部、サービス本部にそれぞれ「権限を持った責任者」を配置しました。
2)サービス本部は2部に分け、一方はERPソリューション部、もう一方はビジネスソリューション部とし、両部とも30代の若い世代をマネージャーとして登用しました。
3)焼津事務所は、昨期は所長一人という環境でしたが、今期はベテランのシステム担当と渉外担当を配し、QCDの確保できる体制としました。

今年も、弊社トライビュー・イノベーションの信条であります「お客様の未来に真摯な心で貢献する。」を社員一同片時も忘れず、今後ますます会社の知力、体力、気力の充実を図り、真にお客様に貢献できるサービスのご提供を目指してまいります。

最後に、皆様の今年一年の更なるご健康とご活躍を心より祈念いたします。
ご拝読を頂きましてありがとうございました。

以上

2017年(平成29年)1月6日
トライビュー・イノベーション株式会社
代表取締役社長 村松 光德