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社長コラム
Column

vol.48

「7月2日創立記念日」~2012年(平成24年辰年)の創業からひと回り~

写真は6月29日(土)に多摩川を家内とウォーキングしている途中、登戸のとあるお寺の境内に咲いた「蓮(ハス)」の満開の写真です。よく花を見ると蜜に誘われたのか小さな蟻が花弁の淵を渡り歩いていました。私はこのような小さな景色を探しながら過ごす休日が大好きです。

川崎市多摩区登戸界隈のお寺にて
2024年6月29日 @川崎市多摩区登戸界隈のお寺にて 村松光德撮影

そして季節はこれからいよいよ梅雨本番のようです。

この写真を撮った前日の28日(金)は東海道に沿って線状降水帯が発生し静岡や神奈川でも激しい雨となりました。その結果新幹線などに遅れも出ました。今年もどこかで降雨による自然災害が発生するのでしょうか?何とか災害などが起こらずに梅雨が終わることを願わずにはいられません。

梅雨が明けると夏本番。また今年も近年通り“猛暑の夏”となるのでしょうか?

この社長コラムを書いている今日は、7月2日(火)です。

7月2日は当社トライビュー・イノベーション株式会社の創立記念日です。今日の天候は梅雨の狭間となったようで薄日が射しています。ただとても湿度が高く、外を少し歩いただけで全身から汗が噴き出します。そんな梅雨本番という天気の中、当社は12周年を迎えることが出来ました。

今年は会社としての記念イベントは企画していません。しかし、それではあまりにも味気ない一日になってしまうと思い、まさに今、人形町名物の一つ「柳屋の鯛焼」を30匹買ってきました。オフィスにいる皆さんと楽しみます。この「柳屋の鯛焼」は東京三大たい焼きと言われていて、TBSドラマ「新参者」の中で主役を演じる阿部寛がいつも食べ損ねていた、たい焼きです。

私もまさに今一匹分けてもらいアツアツのたい焼きをいただきました。やはりこのたい焼きは皮が薄く、甘すぎない餡が格別の味です。普段はあまりお菓子を食べない私でも美味しくいただきました。皆で「鯛の尾頭付き」で祝うことが出来ました。感謝、感謝です!!

人形町 本社オフィスにて
2024年7月2日 @人形町 本社オフィスにて 村松光德撮影

前回の4月のコラムで日本橋界隈の再開発のお話をいたしました。野村証券のレンガビル界隈の再開発のお話です。

あれから3カ月が経ちました。野村証券レンガビルの向かい側で建設が進む高層ビルですが、今日現在でここまで背丈が“成長”しました。写真の右側にあるグレー色のビルは「コレド日本橋」ビルです。

最近のビル建設は解体と基礎部分の工事には時間を要するようですが、一度上屋が建ちだすと加速度的に工事が進むように思います。上屋の工事は一つ一つが強大な鉄骨はプラモデルのように組み上げられ、その外側を強化ガラスなどの外壁が楽々と張られていきます。以前の建設のようにコンクリートを流し込むような絵はどこにも見当たりません。近くを通る際にいつもこの工事現場を見上げるのですが来るたびに首の角度が上向きに急になり、その度に空が狭くなるのを感じます。

この界隈はこれからも工事が続き、一番のメインイベントは今現在日本橋を空から覆う首都高の地中化工事です。この工事もすでに始まっていて、以前あった江戸橋出口、呉服橋出口は既に封鎖され、橋桁の撤去も完了しています。日本橋中心地は槌音が止むことはありませんが、私たちがいる日本橋人形町はこれらの工事現場から徒歩10分の距離でありながら、槌音も少なく、庶民の生活に溢れて、とても素晴らしいと思っています。

人形町 本社オフィスにて
2024年7月1日(月)@日本橋を渡り、空を見上げた ※コレド日本橋ビルの隣 村松光德撮影

それではいつも通り、当社の近況をお話したいと思います。

前回のコラムでも書きましたが、この4月から決算期を3月決算に変更をいたしました。従いまして、2024年1月から3月までを第13期とし、3カ月で決算をいたしました。(前回のコラムで予測値を発表)

結果は、3カ月通期で、売上は381.4百万円で締まりました。月ベース換算では127.1百万円、12か月シミュレーション(単純に×12)で1,525百万円です。第14期(2024FY)目標値は1,510百万円としていますので、この4月から始まったこの第14期も目標達成に向け社員と共に頑張りたいと思います。

そして、この第14期が終わるといよいよ第5次中期経営計画が始まります。

当社の第5次中期経営計画には3つの大目標があります。第一は、トライビュー・イノベーション株式会社が「ICTトータルサービスカンパニーになる。」ということです。そして、第二に、2028年3月時点で売上高30億円を目指すこと、第三は、社員の皆さんが「この会社で働いてよかった。」と思っていただける会社環境を整え続けることです。

それでは、第一の「ICTトータルサービスカンパニーになる。」からお話をいたします。

これを実現するための最も重要な事業業域は、「エンジニアからの絶大な信頼を得る。」ことです。既に第一線で働く社内外のエンジニア、勉強して有能になりたいエンジニア、未経験だが活躍したいと願うエンジニア、そして未来を夢見る学生たちから「信頼される」ことが最も重要だと思っています。

それらの信頼を得るために会社がやれることは何か?

会社そのものの哲学か?エンジニアが働く環境か?会社の考えるエンジニアの未来か?採用活動か?社内教育か?処遇か?…
ICTサービストータルカンパニーを支えるのは間違いなく働く人たちで、その中心的役割を担うエンジニアです。私は2025年4月までにこのことに対して具体的な仮説を立てたいと思っています。

次に、第二の「2028年3月時点で売上高30億円を目指す」ということについて。

基本的には、現在の基幹事業である「TRUST事業(中堅企業向けICTトータルサービス)」と「ENTERPRISE事業(金融機関向けシステム運用支援サービス)」を成長させることで実現することを考えています。しかしながら、この2つの基幹事業だけの成長だけでは、未来に向けたより一層の成長を獲得するためには不足感が否めません。

そのためにも第三、第四の事業を生み出し、成長させなくてはなりません。そのために何に取り組むか?

前回のコラムで一部書きましたが、「リノベーション事業」であると考えています。リノベーションは英語でRenovationと書き、日本語では刷新や修復という意味になります。

一般企業の業務システムの維持・管理、修復、刷新は、大企業、中堅企業を問わず多くの企業で課題、問題を抱えていると考えています。近いうちに当社が考える「リノベーション事業」を皆さんにご説明できると機会を作りたいと思っています。この取り組みが日本の企業の皆さんにお役に立てることを夢見て準備を進めてまいります。

最後に第三の「社員の皆さんがこの会社で働いてよかった。と思っていただける会社環境を整え続ける」ということです。

私が最近個人的に強く思っていることがあります。それは、物事を主体的に考える、当事者として責任を持って働く日本人がどんどん減っているということです。また、情報だけをコントロールすることや、人前やネット上で、借り物のネタでさも自分の成果だといって仕事をしている人たちが増殖していることを感じることです。この傾向は生成AIの普及でますます増えることに間違いないでしょう。

そんな中で、社員に「この会社で働いてよかった。」と思ってもらうためには、処遇は当然ですが、この会社で働いた結果で得た経験や感動、自己成長や自己実現の機会、そして働く環境をいかに提供するかにかかっていると思っています。

ICTトータルサービスカンパニーになるために、これからも本気で考えていきます。

またまた長くなりました。

最後に、私のシステムサービス会社を経営するうえでの哲学は、「ICTに温故知新を」です。私たちは今期もこの哲学を大切にしてまいります。今後とも変わらぬご愛顧をいただけますことを心よりお願い申し上げます。

今回もお読みいただきまして、ありがとうございます。

弊社の信条である「自己、会社、そして社会に貢献する」を企業価値の中心におき、これからも社員とその家族、そしてご支援をいただくすべての皆さんが健康で躍動されることを期待しております。そして、皆様の更なるご健勝とご発展を心よりお祈りいたします。

ありがとうございました。

以上

2024年(令和六年)7月2日(創立記念日)
トライビュー・イノベーション株式会社
代表取締役社長 村松 光德