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  3. 2020年4月16日「令和二年卯月の候」

社長コラム
Column

vol.29

「令和二年卯月の候」~新型コロナウイルス感染症災禍の中で~

今回の新型コロナウイルス感染症によりお亡くなりになられた多くの皆様に哀悼の意を表するとともに、御遺族の方には心よりお悔やみ申し上げます。

また、感染した皆様におかれましては大変苦しい日常をお送りになっていることを思うと心が痛くなります。どうか一日でも早く快癒されますことを心より祈念申し上げます。

令和二年が幕開けして間もない1月に東京都防災ホームページに次の見出しが掲載されました。「(第1報)新型コロナウイルスに関連した患者の発生について」、「本日(1月30日)18時頃に、東京都健康安全研究センター及び国立感染症研究所より、今般の新型コロナウイルスに関連した感染症の症例の報告がありました。」感染者は中国河南省居住の女性であるとしています。

あれからたった2か月半、連日の報道通り世界中が新型コロナウイルスの恐怖に苛まれており、今や世界中の感染者は180万人に近づき、亡くなられた方は11万人に達しようとしています。(2020/4/16 11:00現在)

そして、このような世情の中で私達日本も4月7日(火)に安倍首相より「緊急事態宣言」が発せられ、大多数の都市機能が停滞する事態に入りました。しかし、このような中でもこの難題解決に立ち向かう医師、看護師をはじめとした多くの皆さんが昼夜を問わず戦っております。私はこのような局面でそれぞれの皆さんがご自身のミッションを全うされようとする姿に敬意を強く払います。これらの皆さんのご努力が報われ感染者が救われることと、皆さんが感染されないことを心から願っております。

このような状況下で多くの日本企業は決算を迎えたわけです。当然決算をすれば株主総会を開催しなければならず、事務方の大変さは想像に難くないことであると思っています。そして、弊社トライビュー・イノベーション株式会社は第一四半期を終えました。時節柄業績云々を多く語るべき時ではないと思っておりますので、簡単に主要数字だけをお伝えいたします。

2020年3月31日現在、第一四半期終了時、売上164百万円、対前年同期比122%でありました。この業績は2019年1月からスタートしたエンタープライズ事業が完全に軌道に乗り、お客様との信頼関係も大変良好であること、サービス事業に於いては、ある製造業のお客様にシステム改善プロジェクトの新規ご契約をいただき着手、進行できたこと、そしてまた既存の多くのお客様のシステム改善、アドオンプロジェクトが健全に運営できたことにあります。

あともう一つお伝えしたいことがあります。それは会社全体の事務管理部門を刷新する取り組みを開始したことです。まず初めに20歳代中盤の男女それぞれ一名の社員(エンジニア)を事務部門に配置転換し、全社の事務処理全般のシステム化に着手したことです。まず最初の仕事はテレワークの準備とその推進でした。そして効果はすぐに出ました。彼らは4月1日の着任からたった3日間でテレワークで必要な全社の稼働環境を整え、4月7日(火)には全社で在宅勤務を実施することを実現させました。

弊社は主戦略を「SoRとSoEの橋渡しのできる会社になる。」とし、そしてこれを実現するために「三本の柱の更なる成長を目指す。」といたしました。つまりTRUST CORE(中堅企業様向ICTトータルサービス)、ENTERPRISE(大手企業様向ICT運用支援トータルサービス)、TRUST+(物販・SEサービス事業)の三つの事業を成長させることです。さらに「新機軸事業開発にチャレンジする。」ことです。

次に2020年度後半の見通しについて触れたいと思います。

それは想像もできないほど大変厳しいものになると考えております。既にある業種、業界においては仕事すらできない環境に置かれた皆様もいらっしゃいます。大変残念なことですし心苦しいことです。

弊社が身を置く情報サービス業界はどうかと申しますと「20200408 TEIKOKU NEWS 新型コロナウイルス感染症に対する企業の意識調査(2020年3月) 」によると「今後マイナスの影響がある」上位10業種の筆頭に情報サービス業種が掲載されております。したがって弊社も相当厳しい覚悟を既にしております。まずはこの第二四半期が大変重要になる為、SEによる、より一層のプロジェクト品質の向上と納期の遵守、そしてテレワークで生産性劣化を招かないように全社員一丸となって取り組みを開始しております。と同時に、資金的な部分を強化すべく対策も行っております。

最後に、2020モットーとして「TDC」を1月に掲げました。それは"Think(考えろ)"、"Doubt common sense(常識を疑え)"、"Change the trend(トレンドを変えろ)"」を表します。システムの世界ではSoRとSoE、同じICTカテゴリの中であって全く異なる考え方です。この二つを同時にキャッチアップし推進することの難しさを強く感じ、このモットーを始めました。だから、「TDC」が必要であるという考えは今も変わっておりません。

新型コロナウイルス感染症が蔓延する昨今、メディア上でこんな言葉を聞きました、それはBC/ACです。当然ですが紀元前、紀元後ではありません。それらはBefore COVID-19/After COVID-19の略称だと言うことです。要するにAfter COVID-19は地球上の世界観、社会観が大きく変わるのだという説を唱えていらっしゃいました。確かに一気に進む在宅・テレワーク化、これだけでも今までにない大きな社会変化です。システムの世界同様、一般社会でも大きな価値転換が行われるのではないかと少し恐ろしく、少し興味が湧くお話でありました。少しこじつけであるとは思いますがこのような状況下でも「TDCが生きるのではないかと思った次第です。

弊社はこれからも「自己、会社、そして社会に貢献する。」を企業価値の中心におき、お客様、パートナーの皆様とともに歩んで行きたいと心より願っております。

皆様が新型コロナウイルス感染症の災禍に見舞われないこと、この逆境下での更なる発展を遂げられますことを心よりお祈り申し上げます。

ご拝読を頂きましてありがとうございました。

以上

2020年(令和2年)4月16日
トライビュー・イノベーション株式会社
代表取締役社長 村松 光德