アプリ保守を外注したら月額○○円というリアルな話
IBM i(AS/400)保守のお金の話
編集部に質問が来ました。「AS/400のアプリ保守を外注すると、いくらかかるの?」だそうです。そこで今回は、AS/400保守会社の営業をしているNさんに色々聞いていきたいと思います。早速いきますね、AS/400のアプリ保守外注って月額いくらですか?
いやいや・・・、アプリの規模から保守の範囲、業務への介入度合までピンキリありますから。一概にいくらとは言えないですよ。
概算でいいので、金額を教えてくださいよ。
うーん、あくまでも参考ですよ・・・。年商100億~200億の会社さんですと、ざっくりこんな感じですかね。
おお、これはわかりやすい。
主な保守内容は、「障害発生時の原因切り分け(HW or SW)」「SWに起因する際の原因究明」場合によっては軽微なソフトウェア改修も含みます。
高いの?安いの?
初期費用を聞くと「うぇっ」となりますね。それにしても初期費用にばらつきがありますね。
「プログラムのドキュメントがあるか」「それは最新版か」によって、初期費用は大きく変わりますね。加えて、「システム担当者からの問い合わせのみを受ける」or「システム担当者に加えて、現場担当者からの問い合わせを受ける」かによって、金額が変わってきます。現場担当者からの問い合わせを受けるには、担当者に深く業務を理解させる必要がありますから。
なるほど。初期費用は気になりますが、年間120万円程度で任せられるなら社内に担当者を置くよりも安いと考える企業もあるでしょうね。
上の表はあくまでも「参考」ですからね・・・ 苦笑。実際もっと安いケースもありますよ。
アプリ保守外注のメリットって何ですか?
最後に質問です、アプリ保守を外注するメリットって何でしょうか?
そうですね、3つあげますと
1.社内で担当者を育成すると手間もコストもかかります。システムのことはシステム屋に任せると結果的に楽で、コストも抑えられるケースが多いです。いわゆる「餅は餅屋」ですね。
2.AS/400のアプリ関係は専門的な技術なので、どうしても社内担当者に属人化しがちです。「担当者がもうすぐ定年退職で困っているんだ」なんて話もよく聞きます。保守を外部に任せると、この「属人化」を排除できるのは大きなメリットですね。
3.「働き方改革」が声高に叫ばれているように、人材不足で困っている企業は多いです。そして人材不足はますます加速していきます。そんな人材不足対策として、アプリ保守を外注するというのはクリティカルな対策でしょう。
なるほど。3つとも腑に落ちるお話ですね。さすが保守会社の営業さん、見事なセールストークをお持ちですね。
いやいや、本当のことですから・・・ 苦笑。
大変参考になるお話でした、どうもありがとうございました。
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