システムに詳しい社員のYさんが来年で定年…
【某物流会社の話】
Yさん(58歳)は社歴30年のベテランエンジニア社員、社内システムをほぼ掌握。社内システムの細かな改修もYさんに言えば対応してくれます。たとえばこんな現場からの要望にも…
現場担当:法律が変わって、リチウムイオン電池の発送量に制限がかかりました。法に触れる発送指示には警告が出るように出荷システムを変更したいのですが?
システム部長:ちょっと待って、確認してみる。(Yさん、できそうですか?)
Yさん:リチウムイオン電池を含む製品の警告指示ですか。テーブルからリチウム含有量を取得できるので問題ないですね。
2週間ほどあれば対応できますよ。
システム部長:2週間程度で対応可能です。
現場担当:助かります、よろしくお願いします。
このように速やかに対応できています。しかしYさん以外の社員はシステムの改修はできないし、そもそもシステムの中身がどうなっているのか、システム部長も把握できていません。
Yさんは2年後に定年です。Yさん定年後のシステム運用について、システム部長は頭が痛いのですが相談する先もなく、漠然した不安を抱えたまま過ごしています。
このように、現場担当者のリタイアに悩んでいるIBM i(AS/400)ユーザーの声をよく耳にします。担当者の定年退職に限らず、若手へのシステム保守スキル継承で悩んでいる会社は多いようです。このようなケースで、システム運用・保守のアウトソーシングを利用する会社もあるようです。
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