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今話題のIBM i(AS/400)サードパーティー保守 / 第三者保守って?
サードパーティー保守 /
第三者保守って何?
最近、AS/400の「サードパーティー保守 / 第三者保守」が一部で流行っているというウワサです。そこで今回はAS/400インフラエンジニアのAさんに色々聞いていきたいと思います。早速いきますね、AS/400のサードパーティー保守 / 第三者保守って何ですか?
普通ハードウェアの保守はメーカーがやるものです(AS/400ならIBM)。サードパーティー保守 / 第三者保守は、メーカーではない会社が、メーカーに代わって部品を用意してハードウェアの保守を行うサービスです。
ほほう。
メーカーが永遠に保守をしてくれるわけではありません。一定期間で打ち切ることが一般的です。(AS/400だとざっくり10年程度)。しかしメーカー保守が切れても使い続けたいと考えるお客さんがいて、それに応えるサービスがサードパーティー保守 / 第三者保守です。
メリットは?
サードパーティー保守 / 第三者保守のメリットを教えてください。
使っているAS/400のメーカー保守が切れると、普通は新しいハードウェアを買いなおしますよね。ここに「メーカー保守切れの機械を"保証付きで"使い続ける」という選択肢を与え、ユーザーの検討の幅を広げられるのが、サードパーティー保守 / 第三者保守のいいところです。
なるほど、コストについても教えてください。
うーん、あくまでも参考ですよ・・・。ケースバイケースで違いますからね。800万円のAS/400を扱った際の事例です。まずは下図をご覧ください。(金額は全て概算)
※③は絶対にお勧めしませんが、たまにこういったお客さんもいるので、一応書きました。危ないので絶対にやめてくださいね。
800万円のAS/400の場合、
最初の3年はメーカー保証で5万円/年
4年目~10年目はメーカー保守で30万円/年
10年でメーカー保守が切れた時、新しいハードウェアに買い替えると900万円ほどかかります。ここでサードパーティー保守 / 第三者保守を利用すると、30万円/年で使い続けることができます。
なるほど、システム投資が難しいタイミングもあるでしょうから、数年の延命は検討の価値ありですね。
ハードウェアの保守切れの際には、「新しいハードウェアにリプレース」、「オープン系など別システムへの移行」など、様々なことを検討することが多いです。検討する時間がない時に、一時的にサードパーティー保守 / 第三者保守を契約して時間を稼ぐというのも有力な手段でしょう。
デメリットは?
デメリットはあるのでしょうか?
交換部品の品質はメーカー保守より落ちることが多いと思います。メーカー保守の場合は原則として新品部品ですが、サードパーティー保守 / 第三者保守は新品部品の調達が難しく、中古の部品が使われることが多いと聞きます。気になる方には気になるでしょう。とはいえサードパーティー保守会社と「機械を直す」という契約を結ぶので、中古部品だから直らないという結果にはならないですけどね。
ふむふむ
さらに「メーカーの人でないから技術力が落ちるのでは?」と危惧している人もいるようです。ここはデータがないので何とも言えないですね。
なるほど。簡単にですがメリットデメリットがわかりました。
2022年11月に、AS400(power8)のメーカー保守サービスの終了を発表したこともありますし、選択肢の一つとしてサードパーティー保守 / 第三者保守を検討してみるのもありですね。
保守委託を検討されている方はぜひ弊社サービスページをご覧ください
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