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社長コラム
Column

vol.47

「たった3カ月の第13期!」

焼津観光協会
2024年3月17日 @川崎市多摩区界隈 村松光德撮影

写真は自宅の近所にある「木香(モッコウ)」の満開の写真です。

少しクリーム色のかかった肉厚の白の花弁はとても美しく、しかし、開花時期も極めて短いのでこのように花をめでることが出来ることに幸せを感じています。ちなみにこの写真は3月17日早朝に撮ったものですが、3月30日にはほとんど落花してしまっていました。しかし、変わり来る夏に備えて若葉が芽吹いておりました。

季節は変わり、これから春の主役ソメイヨシノが美しい季節になります。いい季節になってきました。

今日、4月1日はエイプリルフールです。かつて日本語では「四月馬鹿」とも言われていました。実はこの4月1日は、私の母の誕生日なんです。生誕年は大正13年、西暦1924年で、もし生きていれば100歳になっていたということになります。

その母は2004年10月21日に不幸にも交通事故で他界しました。あれからすでに20年近くになるのだと思うと、本当に時が経つのは早いと思わざるを得ません。その母は2004年10月21日に不幸にも交通事故で他界しました。あれからすでに20年近くになるのだと思うと、本当に時が経つのは早いと思わざるを得ません。

そんな母は、当時田舎では珍しく高等女学校を出ていましたので、戦前の厳格な教育を受けていたようです。昔の母の言葉や写真を見ると、薙刀もやり、茶道、書道なども習っていたと言っていたのを思い出します。確かに母は達筆でした。真面目で厳しくも、悪ガキであった私を最後は許してくれる寛容さを持っていた母を、今でも懐かしく思い出します。

それでは本来のコラムを始めたいと思います。

ここ数年、東京の中心地は再開発が活発に行われています。渋谷はその代表的な街で、しばらく街を訪ねないとその変貌のあまり、自分がどのあたりにいるのかも分からなくなってしまいます。

私たちの会社がある中央区、特に日本橋界隈の開発も目を見張るものがあります。私は健康のために毎日昼休みに30分ほどウォーキングをしているのですが、その散歩コースだけでも3つほど大きな再開発の現場を見ることができます。

一つ目は八重洲駅前、もう一つは旧日本ビル跡(呉服橋)、東京トーチの建設予定地です。そして、最後は日本橋の袂、野村證券の茶色く永細い本社ビルのあった付近の開発です。

写真は、3月26日に撮ったものです。場所は江戸橋の上から日本橋方面を写しました。ビルの解体前は左手の石垣の上にはすべて野村証券のレンガビルがあったところです。写真のセンターやや右にグレーの足場がかかっている建物が野村証券のビルで、これは文化的価値があるということで残されることになったようです。したがって、この建設中の写真はまだ上屋が建つ前ですので大変貴重だと思い、今回掲載することにしました。

江戸橋の上から日本橋に向かって
2024年3月26日 @江戸橋の上から日本橋に向かって 村松光德撮影

しかし、この東京、渋谷も虎ノ門も日本橋もさまざまな都市開発が行われていますが、供給過多にならないのかと要らぬ心配をしているのは私だけでしょうか?

そろそろ当社の近況をお話したいと思います。

先ずは決算期の変更についてご説明をいたします。昨年までの決算は例年通り12月で締めておりました。しかし、今年から決算月を3月締めに変更することにいたしました。したがって、今年1月にスタートした第13期は3カ月間で締めました。そして、第14期は2024年4月を開始とし、2025年3月を決算月として今後事業を行います。

まず短縮年度である第13期(2024年1-3月)の業績を振り返ります。

通期の売上は速報値で372百万円を予測しております。月ベース換算では124百万円、12か月試算(単純に×12)で1,488百万円ですので、当初の通期目標値の1,510百万円に届きそうな状態まで仕上げてくれました。

そして、2024年4月から始まった第14期は第四次中期経営計画の最終年度とし、今年1月に掲げた年間売上目標額1,510百万円をそのまま変えずに目指すことにしています。また、従業員数は100人越えを目指してまいります。

前回のコラムでも申し上げましたが、まさに今期が当社にとっての本当の「分水嶺」です。この期間をまずは堅調に乗り切り、2025年4月からの第5次中期経営計画に果敢にチャレンジする体制が整えば、未来への成長に向かい、事業が推進できるものと思っております。

そこで、このたった90人しかいないこの小さな会社で未来に向けたチャレンジはどんなものか、その一端をご説明します。

先ずは、ご紹介するチャレンジは「マーケティング」と「新事業開発」を更に強化していく、ということです。

マーケティングを重視する理由は、デジタルマーケティングを開始してからの2年間で営業部門で驚くほどの成果が出たということです。昨年だけで新規のお客様からの相談件数は18件、その内3件と新たにお取引を始めさせていただいております。40年近くコンピュータ営業をやってきた私にとって驚く結果であり数値でした。今年はさらに私たちの新たなマーティングのあり方を模索し、発展させたいと思っております。

次に、新規事業開発です。世の中はAI、DXの技術採用の話でもちきりです。大企業は資本力に応じてこれら二つの積極採用を行っていますが、中堅企業はそれらの推進役すらいない状態で今後は益々この格差が広がることは誰でも分かることだと思います。

その結果、ICTベンダーも大企業のAI、DX投資に事業の舳先を向けることになり、ますます大企業と中堅の格差が広がるのではないでしょうか。しかし、私たちはそれらを傍観してはいけません。私たちは中堅企業の現状を解決するために、AIの利用やDX化の推進ができる実力を付けていくことが大事であると考えます。

そこで私たちは、今後中堅企業がどうすれば業務とシステムの二つの改革(≒改善)が推進できるのかを追求し、サービスとして展開していきたいと思い、すでに過去1年間かけて準備を進めてまいりました。

それがリノベーション事業です。新事業開発ではこれも重要なサービスとして取り組みます。そして、この事業は現在の当社ホームページのトップでコンシェルジュを務めるオリジナルキャラクターの「ミスミアイ」の生みの親である社員が担当することにしました。

これらマーケティング、新規事業開発の二つの事業は過去より基幹・通販・EC・情報系システムを経験し、デジタルマーケティング(通称デジマ)にも詳しいスペシャリスト(社員)に託しました。私は今年このスキームの発展を大いに楽しみにしております。

私たちの第五次中期経営計画の目標は、「ICTトータルサービスカンパニーになる。」ことです。このことは事ある毎に会社で話し説明しているので、だんだん考えが浸透していると実感しています。そして、システムサービス会社としての哲学は、「ICTに温故知新を」です。私たちは今期もこの哲学と目標を大切にしてまいります。今後とも変わらぬご愛顧をいただけますことを心よりお願い申し上げます。

今回もお読みいただきまして、ありがとうございます。

最後にいつも通り、弊社は信条である「自己、会社、そして社会に貢献する」を企業価値の中心におき、これからも社員とその家族、そしてご支援をいただくすべての皆さんが健康で躍動され、お客様に最高のサービスをご提供できるように努力と改善を継続してまいります。

これからも多くのお客様、関係会社様からご高配を賜りますことを心より願っております。
そして皆様の更なるご健勝とご発展を心よりお祈りいたします。
ありがとうございました。

からくり櫓時計

おまけの写真1
この写真は4月4日(木)の午後日本橋人形町大通り「からくり櫓時計」前のソメイヨシノです。 インバウンドの観光客の方もしばらく眺めていらっしゃいました。

さくら通り

おまけの写真2
この写真は4月5日(金)のお昼、日本橋三越と三井住友銀行の間のさくら通りです。 道路奥手が日銀です。毎年素晴らしい都会の景色を届けてくれます。

以上

2024年(令和六年)4月5日
トライビュー・イノベーション株式会社
代表取締役社長 村松 光德