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担当者の退職に伴い運用保守を外注した話

担当者の退職に伴い運用保守を外注した話

【某印刷会社の事例】

某印刷会社の基幹システムではIBM i(AS/400)を使用しています。歴史のあるシステムのため、引継ぎを繰り返し、現担当者のBさんも全容を把握できないままに、メンテナンス・保守を行っていました。そのため…

社員:すみません、この一覧表って、この値はいつもブランクですよね。見づらいんで無くせないですか?

Bさん:本当だ。この値使ってないのに表示されてますね。前は使ってたんでしょうけど。確認してみますね。
(ソースを修正したいけど、バックアップが多すぎてどれが本物か調べづらいな。今動いてるのは…、これか。とりあえず被らないようにバックアップして。バックアップの整理もしたいけど、量が多すぎて手が付けられないし。ひとまず修正しよう。)

Bさん:修正しましたよ。

社員:ありがとうございます!見やすくなりました。

このように、Bさんもシステムの全容を把握・整理できないままに、メンテナンスを行っていました。

担当者が定年退職!!

担当者が定年退職!!

しかし、そんなBさんが定年退職することになりました。システムが分かる人間は他にいないので、パッケージなどへの移行も検討しますが、なかなか現状業務に合うものがなく…保守業務の外注化を検討することにします。

保守会社SE:SYSTEM36/38の頃から使用されているんですね。歴史があるシステムですね。

社員:使っていないプログラムもあるんだろうけど、もうどれが使っているものか誰も把握できていなくて。仕様書もあったりなかったりで。

保守会社SE:現行システムの棚卸作業を行って、ソースの管理も見直しましょう。仕様書も整理しましょう。

保守会社SE:業務を可視化することで、システムの改善案もご提案出来ますよ。

保守会社による提案

保守会社による提案

保守会社は、現行システムの可視化を行い、それにより業務の可視化も進みました。このケースでは、長年使用してきたシステムで、担当者も何度も代替わりし、誰も全容を把握できていませんでしたが、保守を外注することで、システムの全容が見えるようになりました。

このように、担当者のリタイアに悩んでいるIBM i(AS/400)ユーザーの声をよく耳にします。担当者の退職に限らず、システムの全容を把握出来ていない場合も多いようです。このようなケースで、システム運用・保守のアウトソーシングを利用する会社もあるようです。

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